システムのワンステップアップ

オーディオ遍歴その4
高校生活の中ほどで初めてオーディオの駆け出しと言えるシステムをやっと手に入れる事が出来ました。その当時はスピーカーユ二ットの新素材や平面振動版などが流行っていたのですが、最初は手探りでしたがメーカーをONKYOに決めてシステムを組みました。確かWスーパーサーボと言うネガティブフィードバック方式を採用していたと思うのですが、予算が限られていたためシリーズにも入っていないパワーメータが付いた最下位プリメインアンプとチューナーのセットとM55Ⅱというスピーカーを選択しました。その時初めてラジカセから卒業しましたが、理想とする音ははるか彼方でした。

ONKYO M55Ⅱ



その当時はYAMAHA NS-1000Mが理想のスピーカーに近く各社がこぞってライバル機種を出しましたが、返り討ちにあっていました。YAMAHAのピアノの海外の方の評価は音がとても美しいと言っています。それと同じ様にこの1000Mの音にも日本の美が宿っていると思います。今から思うと日本のスピーカーの大半はNS-1000Mのように凛とした日本ならではの個性といったものが無く優等生的な鳴り方であまり魅力を感じる物はなかったと思います。エレクトロ二クス日本で、メカには魅力はあるかも知れませんがスピーカーだけは海外製の方が数段いい音が出せていたのではないかと思います。オーディオは優等生ではダメ、いい意味で個性がないとあきられます。昔は、部品があまりいい物ではなく歪みをうまく処理していい音にみせていましたが、今は部品もいいので本当の意味でいいスピーカーが多くなりました。しかし、今でも日本のスピーカーメーカーで海外製のような個性があるメーカーと言ったらメジャーなものでビクターかパイオニアぐらいしか思いつきません。


YAMAHA NS-1000M









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